X線により非破壊で検査できること
X線の透視・CT画像を用いて画像処理を行うことで、以下のようなことが可能となります。
はんだに含まれているボイドの大きさを測定し、OK/NGを判定したい。
溶接個所に含まれている空隙の大きさや位置を計測し、合否を決定したい。
電池の正極と負極の長さの差を計測し、許容範囲を確認したい。
部品中にクラックがあるかどうかを判定し、不良品を除きたい。
部品の内部形状を測定し、品質を評価したい。
物体内部に、特定の形と大きさを持った形状が含まれるかどうかの判定を行いたい。
弊社製のX線装置には、上記の機能を持ったソフトウェアを組み込むことができます。
X線画像からの解析処理を行うソフトウェアは、弊社が提携しているホワイトラビット社が担当しています。画像処理や自動計測・判定プログラムの経験が豊富であり、上記のソフトウェアも実際にリリースしています。また、GPUによる高速プログラムの作成にも定評があり、とくにCT画像の場合には、同じくホワイトラビット社製の再構成ソフトウェアと解析ソフトウェアを連動させることができるため、極限まで高速化が可能です。
ライン検査にも対応できます。
リチウムイオン電池(lithium-ion battery)のX線CTライン検査例
実物写真
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X線透視画像
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CT画像
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電極の本数や長さ、電池の幅などを計測して、合否を判定。