X線CT装置概要

X線CT装置の構成

X線CT装置は下図のように、X線CT装置本体と制御用PCで構成されています。X線CT装置本体は、X線の漏洩を防止する装置筐体、X線管、サンプルステージ、X線検出器で構成されています。

X線管から出たX線は、サンプルステージ上の撮影サンプルを透過し、X線がサンプルを透過するときに、吸収されて減衰します。そのエックス線の強度をX線検出器で画像化しX線透過画像を取得します。

CT撮影では、サンプルステージを回転させてサンプルの様々な角度からのX線透過画像を数百枚から数千枚取得し、そのデータを基に3次元的な断層画像を計算で求めます。

得られた断層画像をコンピューター上で3D構築すると、サンプルを破壊することなく内部状態の観察や計測が可能です。