撮影サービス・開発実験用X線CT装置

委託された試料の撮影サービスに用います。
また、さまざまなX線管や検出器の性能を調査したり、新たな撮影方法の実証実験を行うことも可能です。X線照射室内にX線管・検出器・回転ステージなどを自由に配置できます。
撮影サービス実施時の装置の仕様は以下の通りです。

  • 機種名:VWM100T6KS
  • X線管
    管電圧:20-100keV
    焦点径:最小5um
  • 検出器
    画素数:2928×2304
    素子サイズ:49.5um
    検出エリア:144.9×114.0mm

大きさ1-10cmの試料が撮影できます。

CT装置入口
CT装置入口

中小企業庁及び独立行政法人中小企業基盤整備機構が実施する ものづくり補助金 にて、本装置を用いた事業計画が採択されています。
X線照射室は、医建エンジニアリング株式会社製です。


CT実験室
X線検出器の動作確認中

実験室内は広いので、大型の検出器でも設置に苦労することなく動作確認ができます。四角い板状のものがX線検出器で、この写真の中に二枚(左と右奥)写っています。オレンジ色がX線管で同じく二台写っています。


シンチレータ発光実験
シンチレータ発光実験

古いX線検出器から取り出したシンチレーター(X線を可視光に変換する物質)にX線を照射した時の様子です。
発光しているのがよくわかります。


X線照射室を組み立てたときの様子です。鉛が張られた板を組み合わせてできています。

X線照射室組み立て開始
X線照射室組み立て開始
X線照射室組み立て途中
X線照射室組み立て途中
X線照射室組み立て完成
X線照射室組み立て完成